性別を問わず絶大な人気を誇るメゾンマルジェラの財布ですが、その人気に伴い、残念ながら精巧な偽物が多く出回っているのが現状です。特に、フリマアプリやAmazonなどのネット通販で商品を探していると、その安さから「これは本物なのだろうか?」と不安に感じる方も少なくないでしょう。
信頼できる本物のギャランティカードや内タグの特徴を知らずに購入してしまうと、後で後悔することになりかねません。また、財布にタグなしの状態で売られているケースもあり、ますます真贋の判断は難しくなっています。
この記事では、メゾンマルジェラの財布に関する偽物の見分け方を、誰でもスマホで確認できる具体的なポイントに絞って徹底解説します。ディフュージョンラインであるMM6の偽物見分け方にも触れながら、あなたの疑問を解消します。
この記事でわかること
- 偽物の具体的な判別ポイントがわかる
- 信頼できる購入先の選び方が身につく
- ネット通販(Amazonなど)での注意点が明確になる
- 財布本体から付属品まで総合的に真贋を見抜くコツが掴める
初心者向けメゾンマルジェラ財布偽物の見分け方
- 財布本体でわかる偽物の見分け方
- 本物の質感とは異なるジッパーに注意
- 内タグのフォントと記載内容を比較
- 財布の付属品である箱や布もチェック
- 財布にタグなしは偽物か判断する方法
財布本体でわかる偽物の見分け方

メゾンマルジェラの財布が本物か偽物かを見分ける際、最も基本的かつ重要なのが財布本体を細かくチェックすることです。偽物はコストを抑えるために、細部の作り込みが甘くなっている場合がほとんどだからです。まずは、ブランドの象徴とも言える「カレンダータグ」を留めている4つのステッチ(糸)に注目してください。
本物は、均一でしっかりとした太さの糸で丁寧に縫い付けられており、ステッチの存在感が際立ちます。一方、偽物は糸が細かったり、縫い方が不揃いだったりすることがあります。
また、財布の表面や内側に刻印されている「Maison Margiela」のロゴも確認しましょう。本物の刻印は文字がくっきりと深く刻まれていますが、偽物は浅く、どこかぼやけた印象を受けます。
見分け方ポイントの比較表
チェック項目 | 本物の特徴 | 偽物の特徴 |
---|---|---|
カレンダーステッチ | 太く均一な糸でしっかり縫われている | 糸が細い、縫い方が雑、間隔が不揃い |
ロゴの刻印 | 深くくっきりしている | 浅くぼやけている、フォントが違う |
革の質感・匂い | 上質な革特有の匂いと滑らかな手触り | 接着剤のような化学的な匂い、手触りが硬い・安っぽい |
さらに、革の質感や匂いも重要な判断材料です。本物は上質なレザーを使用しているため、特有の良い香りがして手触りも滑らかです。しかし、偽物は安価な合皮や質の低い革が使われていることが多く、接着剤のようなツンとした化学的な匂いがしたり、質感が硬すぎたりする傾向があります。これらのポイントを総合的に見ることで、偽物を見抜く精度は格段に上がります。
本物の質感とは異なるジッパーに注意

財布の使い勝手と耐久性を左右するジッパー(ファスナー)も、真贋を見分けるための見逃せないポイントです。メゾンマルジェラのような高級ブランドは、デザインだけでなくパーツの品質にもこだわっています。
本物の財布には、多くの場合「YKK」や「Lampo」といった信頼性の高い有名メーカーのジッパーが使用されています。スライダー(持ち手)の裏側や付け根部分に、メーカー名が小さく刻印されていることが多いので確認してみてください。これらのジッパーは金属の密度が高く、適度な重みと高級感があります。また、開閉も非常にスムーズで、引っかかるようなことはほとんどありません。
一方、偽物に使用されているジッパーは、メーカーの刻印がない、いわゆる「ノーブランド品」であることが大半です。たとえ刻印があったとしても、本物とは異なる安っぽいフォントであることが多いです。質感もプラスチックのように軽く、開閉時に「ジャリジャリ」と音がしたり、動きがぎこちなかったりする場合は注意が必要です。毎日使うパーツだからこそ、その品質の違いは明確に現れるのです。
ジッパーだけで判断するのは危険
ただし、本物であってもモデルや年代によっては無刻印のジッパーが採用されているケースも稀にあります。ジッパーだけで偽物と断定せず、必ず他のポイントと合わせて総合的に判断するようにしてください。
内タグのフォントと記載内容を比較

財布の内側にある布製の「内タグ」は、偽物が最も精巧にコピーしきれない部分の一つであり、真贋判定の決定的な証拠となることがよくあります。
まず注目すべきは、ブランドロゴ「Maison Margiela」のフォントです。偽物は、本物と比べてフォントが不自然に太かったり、文字同士の間隔が詰まりすぎていたりする傾向が見られます。また、原産国や素材、日本の正規代理店名(株式会社マルジェラジャパンなど)が記載されていますが、ここでも偽物は誤字や不自然な日本語表記が散見されます。
実際にあった偽物の例として、「マルジエラ ジヤパソ」や「アイロソ禁止」といった、あり得ない誤植が記載されていたケースもあります。高級ブランドの品質管理では考えられないミスですので、少しでも違和感があれば偽物を疑うべきです。
さらに、タグ自体の素材もチェックしましょう。本物の内タグは、しっかりとしたハリのある上質な生地で作られていますが、偽物はペラペラで安っぽい素材が使われていることが多く、すぐにシワになってしまいます。細かな部分ですが、こうした品質へのこだわりの差が、本物と偽物とを分ける大きな境界線となるのです。
財布の付属品である箱や布もチェック

財布本体だけでなく、購入時に付属してくる箱や布も、本物かどうかを見極めるための重要な手がかりになります。特に、メゾンマルジェラの付属品には独特の特徴があるため、知っていれば偽物を簡単に見抜ける可能性があります。
まず、財布を収納している白い箱です。本物の箱に印字されているブランドロゴ(カレンダー)は、透明な塗料でプリントされており、光の角度によって見え方が変わります。しかし、多くの偽物では、このロゴがグレーの塗料でベタっと印刷されており、一目で違いが分かります。
また、本物の箱には必ず型番やカラーなどが記載された白いシールが貼られていますが、偽物にはこのシールがないことが多いです。もしシールがあっても、財布本体の内タグに記載された型番と一致しているかを確認しましょう。
付属の布は「巾着袋」なら偽物確定!
最も分かりやすい違いは、財布を包んでいる布です。本物には、ブランドの世界観を表現した、端切れのような一枚の白い布が付属します。一方で、偽物にはなぜかロゴ入りの巾着袋が付属しているケースが非常に多いです。本物よりも立派に見えるかもしれませんが、メゾンマルジェラの財布に巾着袋が付属することは絶対にありません。これを知っていれば、一瞬で偽物だと判断できます。
財布にタグなしは偽物か判断する方法

「フリマサイトで欲しい財布を見つけたけれど、説明文に『タグなし』と書かれている…これは偽物?」と悩むことがあるかもしれません。結論から言うと、「タグなし=即偽物」と断定はできませんが、限りなく偽物に近いグレーな状態であり、購入には細心の注意が必要です。
ここで言う「タグ」には、主に2種類あります。一つは、商品の外側に付けられている紙のブランドタグや値札。もう一つは、財布の内側に縫い付けられている布製の「内タグ」です。新品の状態でこれらのタグが意図的に外されていることは通常考えられません。特に、前述の通り真贋判定の要となる内タグがない場合は、偽物であることを隠す目的で切り取られた可能性が極めて高いです。
「タグなし」商品への向き合い方
中古品で、前の所有者が使用する際にタグを外してしまい紛失した、というケースもゼロではありません。しかし、その場合でも出品者はその旨を正直に説明するはずです。何の説明もなく「タグなし」とだけ記載されている場合は、購入を避けるのが賢明です。
もしどうしてもその商品が欲しい場合は、タグ以外の部分(ステッチ、ロゴ、ジッパー、付属品の有無など)で徹底的に本物かどうかを確認し、少しでも疑わしい点があれば手を出さないようにしましょう。
購入で失敗しないメゾンマルジェラ財布偽物の見分け方
- ギャランティカードが本物か判別する方法
- Amazonで見かける偽物を回避する方法
- スマホでの簡単な画像の見分け方
- MM6の偽物見分け方も解説
ギャランティカードが本物か判別する方法

高級ブランドの証として付属するギャランティカードも、偽物を見分けるための重要なチェックポイントです。ただし、近年は偽物にも精巧なカードが付属しているため、カードがあるから安心、というわけではありません。カード自体の特徴をよく観察する必要があります。
本物のギャランティカードと偽物を見比べると、色味に微妙な違いが見られます。偽物のカードは、本物に比べて全体的に色がくすんでいたり、若干暗いトーンだったりする傾向があります。これは印刷技術や紙質の差によるものです。
最も決定的な違いは、カードの裏面にあります。本物のギャランティカードの裏面には、財布の型番やシーズン、カラーコードなどが記載された白いシールが必ず貼り付けられています。このシールに記載されている情報は、財布の内タグや箱のシールと一致するはずです。一方で、偽物のギャランティカードには、このシールが貼られていないことがほとんどです。カードの表面だけを見て判断せず、必ず裏面まで確認する習慣をつけましょう。
ギャランティカードの役割
ギャランティカードは、その商品が正規品であることを証明するためのものです。購入店や購入日などが記載されることもありますが、メゾンマルジェラの場合は型番シールがその役割を担っています。このシールの有無が、真贋を見極める上で非常に有力な情報となります。
Amazonで見かける偽物を回避する方法

巨大なオンラインマーケットであるAmazonは、便利な反面、偽物が紛れ込んでいるリスクも常に存在します。特に「マーケットプレイス」と呼ばれる、Amazon以外の業者や個人が出品している商品には注意が必要です。
偽物を回避するために最も重要なのは、「販売元」と「発送元」を確認することです。商品ページで、「販売元」と「出荷元」の両方が「Amazon.co.jp」と表示されている商品は、Amazonが直接管理している在庫なので、偽物である可能性は極めて低いと言えます。安心して購入したい場合は、この表示がある商品を選ぶのが最も確実です。
注意が必要なのは、販売元がAmazon以外の業者になっている場合です。その際は、以下の点を確認してください。
- 価格が異常に安すぎないか:定価からかけ離れた価格設定は、偽物の典型的なサインです。
- 出品者の評価:過去の取引履歴や購入者からのレビューを必ず確認しましょう。悪い評価が多かったり、評価件数自体が極端に少なかったりする出品者は避けるべきです。
- 商品説明文:「海外正規品」や「並行輸入品」という言葉を使い、不自然な日本語で「細かな傷はご容赦ください」などと書かれている場合は、偽物を売るための常套句である可能性が高いです。
「並行輸入品」が全て偽物というわけではありませんが、偽物業者が言い訳として使いやすい言葉でもあります。信頼できる出品者かどうかを、価格や説明文、評価から総合的に判断する慎重さが求められます。
スマホでの簡単な画像の見分け方

フリマアプリや海外のECサイトなど、実物を手に取れないネット通販で財布を購入する場合、掲載されている商品画像をいかに注意深く観察できるかが、偽物を掴まないための鍵となります。
スマートフォンの画面で画像を見る際は、気になる部分を積極的にピンチアウト(拡大)して、細部までチェックする癖をつけましょう。特に以下のポイントは、偽物の特徴が出やすい部分なので重点的に確認してください。
スマホで見るべき画像チェックリスト
- ステッチの縫い目:拡大して、糸の太さや縫い目の間隔が均一かを確認します。
- ロゴの刻印:文字のエッジがシャープか、潰れていないかをチェックします。
- ジッパーの刻印:スライダー裏などのメーカー刻印が鮮明に写っているかを見ます。
- 内タグの文字:フォントが不自然に太くないか、誤字がないかを確認します。
- 革の表面:不自然なテカリや安っぽいシワ感がないかを観察します。
もし、出品されている画像が公式サイトから転載したような綺麗なイメージ画像ばかりで、商品の実物を撮影した写真(手元写真)が1枚もない場合は非常に危険です。偽物を出品している業者は、商品の粗がバレないように、あえて実物写真を掲載しないことがあります。コメント機能で実物写真の追加をリクエストし、応じてもらえないようであれば、その出品者からの購入は見送るのが賢明な判断です。
MM6の偽物見分け方も解説

メゾンマルジェラのディフュージョンライン(普及版ライン)である「MM6 Maison Margiela」も、そのアイコニックなデザインから非常に人気が高く、偽物が多く出回っています。メインラインとはタグの仕様などが異なるため、MM6ならではの見分け方を知っておくことが重要です。
MM6の最も象徴的なアイコンは、カレンダータグの4つ糸の代わりに用いられる、背面の白い一本のステッチです。本物はこのステッチが太い糸で力強く縫い付けられていますが、偽物は細い糸で弱々しく縫われていることがあります。また、アイコンバッグである「ジャパニーズバッグ」は特に偽物が多いため注意が必要です。
本物のジャパニーズバッグは、持ち手部分が上質なカーフレザーで作られており、しっとりとした質感が特徴です。しかし、偽物は安価な合成皮革が使われていることが多く、ビニールのような不自然な光沢があったり、手触りが硬かったりします。バッグの内側にあるブランドタグも要チェックです。
メインライン同様、本物はフォントが美しく縫製も丁寧ですが、偽物は文字が潰れていたり、タグの縫い付けが雑だったりする傾向があります。MM6はメインラインよりは価格帯が低いものの、決して安価ではありません。騙されないよう、これらのポイントをしっかり確認しましょう。
総括:メゾンマルジェラ財布偽物の見分け方
この記事では、メゾンマルジェラの財布の偽物を見分けるための様々なポイントを解説しました。最後に、失敗しないための重要なチェック項目をまとめます。
- カレンダータグの4つ糸のステッチは太く均一か
- ブランドロゴの刻印は深く鮮明か
- ジッパーに信頼できるメーカーの刻印はあるか
- 内タグのフォントや日本語表記に不自然な点はないか
- 内タグが切り取られるなど意図的にタグなしにされていないか
- 付属品はロゴ入り巾着袋ではなく一枚の布か
- 箱のロゴは透明な塗料で型番シールは貼られているか
- ギャランティカードの裏面に型番シールはあるか
- Amazonでの購入は販売・発送元を確認する
- ネット通販では実物の画像を細部まで拡大して見る
- 価格が定価と比べて異常に安すぎないか
- MM6は背面の白い一本線のステッチを確認する
- 革の質感や匂いに安っぽさはないか
- 少しでも怪しいと感じたら購入を避ける勇気を持つ
- 最も安全なのは正規取扱店や信頼できる店舗で購入すること
この記事は、Maison Margiela、消費者庁、日本流通自主管理協会(AACD)の発信情報を参考にし、当サイトのコテンツ制作ポリシーに則り作成しています。
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