50代という人生の節目に、これまで頑張ってきた自分へのご褒美としてエルメスのバッグを検討する方は多いのではないでしょうか。特に、エルメス エブリンは50代の日常に寄り添う軽やかさで注目を集めています。
しかし、いざ検討を始めると、サイズと使い勝手を比較したり、豊富な人気色の中から自分に合うものを選んだりと、悩みは尽きません。エルメスの中でも特に軽いバッグとして知られるエブリンですが、定価は2025年に向けてどうなるのか、人気のミニ エブリンがなぜ買えないのかといった疑問も生まれます。
一方で、CHANEL22も50代に人気があり、リンディのような他の選択肢も気になるところです。年齢を重ね、いずれはバーキンをと考える60代の姿を想像しつつも、まずは今、心から「もっててよかった」と思える一品を選びたいもの。それは、遠い600代先まで価値が語り継がれるような普遍的な魅力を持つバッグかもしれません。
この記事では、60代のエルメスライフも見据えながら、50代の今、あなたにぴったりのエブリンを見つけるための情報をお届けします。
この記事でわかること
- 50代がエブリンを選ぶべき理由と注意点
- TPM・PMなど人気サイズとカラーの徹底比較
- リンディやバーキンなど他の人気バッグとの違い
- 後悔せずに長く愛用するためのコーディネート術
50代の今こそ知りたい、エルメス エブリンの魅力
- サイズと使い勝手を比較!人気色や素材も紹介
- 年齢を重ねると気になる、エルメスで軽いバッグ
- 定番から差し色まで。心惹かれる人気色は?
- 気になるエブリンの定価は2025年に上がる?
- なぜミニ エブリンは買えないと言われるのか
サイズと使い勝手を比較!人気色や素材も紹介

エルメスのエブリンを選ぶ上で最も重要なのが、ご自身のライフスタイルに合ったサイズを見つけることです。サイズが変われば収納力や印象も大きく変わるため、後悔しないためにもそれぞれの特徴をしっかりと把握しておきましょう。
エブリンには主に4つのサイズが展開されており、それぞれに異なる魅力があります。
主なサイズ展開と特徴
ここでは、代表的な「TPM」「PM」「GM」の3サイズについて、具体的な大きさや用途を比較解説します。
サイズ名 | サイズ(横×高さ×マチ) | 主な用途・収納目安 | 印象 |
---|---|---|---|
TPM (ミニ) | 約16×18×5cm | スマートフォン、ミニ財布、鍵など最小限の荷物。ポシェット感覚で使える。 | コンパクトで可愛らしく、ファッションのアクセントに最適。 |
PM | 約29×30×10cm | 長財布、500mlペットボトル、タブレットなども収納可能。日常使いに最も人気。 | 小柄な日本人女性にもバランスが良く、実用性と上品さを両立。 |
GM | 約33×32×10cm | A4サイズの書類や雑誌も入る大容量。荷物が多い日や小旅行にも。 | 存在感があり、男性にも人気。夫婦やパートナーとの共有も可能。 |
50代にはどのサイズがおすすめ?
日常的に使うのであれば、収納力と持ち運びやすさのバランスが取れたPMサイズが最もおすすめです。荷物が少ない方や、アクセサリー感覚で持ちたい方はTPM、お仕事などで荷物が多くなりがちな方はGMを選ぶと良いでしょう。
代表的な素材
エブリンの使い勝手や雰囲気は、素材によっても大きく異なります。代表的な2つの素材の特徴をご紹介します。
- トリヨンクレマンス: 雄牛の革で、非常に柔らかく滑らかな質感が特徴です。使い込むほどに味わいが増し、手に馴染んでいきます。発色が良く、エブリンの定番素材として人気があります。
- ヴォー・エプソン: 型押し加工が施された雄牛の革。ハリがあり、型崩れしにくいのが魅力です。傷や汚れに強く、軽量なため、日常使いで気兼ねなく使いたい方に適しています。
年齢を重ねると気になる、エルメスで軽いバッグ

50代からのバッグ選びでは、デザインや収納力と同じくらい「軽さ」が重要な要素になります。どれだけ素敵なバッグでも、重さが負担になってはクローゼットに眠らせてしまうことになりかねません。
その点で、エルメス エブリンは非常に優れた選択肢と言えます。エブリンは、エルメスのレザーバッグの中でも比較的軽量なモデルとして知られており、特に斜めがけできるショルダースタイルは、体への負担を大きく軽減してくれます。
なぜエブリンは軽いのか?
エブリンの軽さの理由は、その構造にあります。バーキンやケリーのように複雑な金具や内装の仕切りが少なく、一枚革を贅沢に使ったシンプルなデザインが、バッグ自体の重量を抑えています。そのため、荷物を入れても重さを感じにくく、アクティブな一日を快適にサポートしてくれるのです。
例えば、過去にバーキンやケリーを持っていたけれど、重さが理由で出番が減ってしまったという方にも、エブリンは新鮮な使いやすさを提供してくれるでしょう。実際に、インプットした情報の中にも「バーキンもケリーもほぼ出番が無くなり、重く感じる様になりました」という50代の方の声がありました。これは、多くの方が共感するポイントではないでしょうか。
特に素材としてエプソンや、インプット情報にもあったスイフト(リンディで言及)などを選ぶと、より軽さを実感できるかもしれません。デザインだけでなく、素材にも注目して選ぶのがおすすめです。
定番から差し色まで。心惹かれる人気色は?

エブリンの魅力の一つに、心ときめく豊富なカラーバリエーションがあります。どの色を選ぶかによってバッグの印象はがらりと変わり、コーディネートの楽しみも大きく広がります。
ここでは、特に50代の女性に支持される人気色をいくつかご紹介します。
押さえておきたい定番カラー
- エトゥープ: グレーとベージュが混ざったような絶妙なグレージュカラー。上品で落ち着きがあり、どんなファッションにも馴染む万能色です。季節を問わず使えるため、ファーストエブリンとしても絶大な人気を誇ります。
- ゴールド: ブラウン系のキャメルカラーで、こちらもエルメスの定番色。温かみのある色合いが、カジュアルな装いに品格をプラスしてくれます。デニムスタイルとの相性も抜群です。
- ノワール (ブラック): シーンを選ばずに使える黒は、一つ持っていると非常に重宝します。汚れが目立ちにくいという実用的なメリットもありつつ、コーディネート全体をきりりと引き締めてくれる効果があります。
差し色で個性を楽しむ
定番色も素敵ですが、あえてオレンジやブルージーンといったエルメスらしい鮮やかなカラーを選ぶのもおしゃれです。シンプルな服装の日に差し色として投入すれば、一気に華やかで洗練された印象になります。自分らしい色を見つけるのも、エブリン選びの醍醐味と言えるでしょう。
あなたがバッグを持つことで、どんな自分になりたいか、どんな気分で過ごしたいかを想像しながら色を選ぶと、きっと「これだ」と思える一色に出会えるはずです。
気になるエブリンの定価は2025年に上がる?

エルメス製品の購入を検討する上で、やはり気になるのが価格です。結論から言うと、エブリンを含むエルメスの製品は、近年、価格が上昇し続ける傾向にあります。
この背景には、世界的な原材料費の高騰や人件費の上昇、そして為替レートの変動などが複雑に関係しています。エルメスは品質を維持するため、最高の素材と熟練の職人技にこだわり続けており、それが価格にも反映されているのです。
実際に、エルメスはほぼ毎年価格改定を行っており、2024年2月にも大幅な値上げが実施されました。情報によると、その際の値上げ幅は約15%にも及んだとされています。
2025年の価格動向は?
2025年もこの傾向が続く可能性は十分に考えられます。もし購入を具体的に検討しているのであれば、価格改定が行われる前に決断する方が、結果的にお得になるかもしれません。「いつか買おう」と思っているうちに、価格が手の届きにくい範囲になってしまうことも考えられます。
もちろん、高価な買い物ですから慎重になるのは当然です。しかし、価格が上昇傾向にあるという事実は、購入計画を立てる上での重要な判断材料の一つになるでしょう。
なぜミニ エブリンは買えないと言われるのか

エブリンの中でも、特に最小サイズの「TPM(ミニエブリン)」は、「欲しくても買えない」と言われるほど入手が困難な状況が続いています。正規店に足を運んでも、オンラインショップを毎日チェックしても、出会える確率は非常に低いのが現状です。
では、なぜこれほどまでに入手が難しいのでしょうか。主な理由は、以下の3つが挙げられます。
- 圧倒的な需要の高さ: 近年のミニバッグブームやキャッシュレス化の流れを受け、コンパクトなTPMの人気が爆発的に高まっています。比較的手に取りやすい価格帯であることも、人気に拍車をかけています。
- 限られた生産数: 前述の通り、エルメスの製品はすべて熟練の職人による手作業で作られています。そのため、需要が高まっても簡単に生産数を増やすことができず、常に供給が追いついていない状態です。
- 購入制限の対象: TPMはあまりの人気から、バーキンやケリーなどと同様に年間購入数に制限が設けられているバッグの一つです。これにより、一人のお客様が複数購入することが難しくなり、さらに希少価値が高まっています。
こうした状況から、正規店を何度も訪れて在庫を探す「エルパト(エルメスパトロール)」という言葉が生まれるほど、TPMとの出会いは特別なものになっています。もし店頭で幸運にも出会えたなら、それはまさに一期一会のチャンスと言えるでしょう。
エルメス エブリンだけじゃない、50代の選択肢
- エブリンと違う魅力を持つリンディという選択肢
- CHANEL22を選ぶ50代のおしゃれな価値観
- 憧れのバーキンは60代でこそ輝くのか
- 素敵な60代を迎えるためのエルメスとの関係
- 600代にわたり愛される?普遍的なデザイン
エブリンと違う魅力を持つリンディという選択肢

エブリンを検討する中で、少し違った個性を持つバッグも見てみたい、と感じる方もいるかもしれません。そのような方におすすめしたいのが、同じエルメスの「リンディ」です。
リンディは、くたっとした柔らかなフォルムが特徴的な、ユニークで洗練されたデザインのバッグです。エブリンが縦長のすっきりとしたショルダーバッグであるのに対し、リンディは横長で、ハンドバッグとしてもショルダーバッグとしても使える2WAY仕様が魅力となっています。
エブリンが「アクティブで軽快なカジュアル」なら、リンディは「上品でリラックスしたカジュアル」といった印象でしょうか。どちらも素敵で迷いますね。
特に、情報にあった50代の方の声のように、「リンディは30しか持っておらず、それすら重く感じる」という意見もありますが、これは素材によって大きく変わります。例えば、トリヨンクレマンス素材は重厚感がありますが、スイフト素材のリンディは驚くほど軽いと評判です。軽さを重視するなら、素材選びが鍵となります。
また、リンディは両サイドにポケットがあり、スマートフォンなどをさっと収納できる機能性も備えています。収納力とデザイン性の両方を高いレベルで満たしたいと考えるなら、リンディも有力な候補になるでしょう。
CHANEL22を選ぶ50代のおしゃれな価値観

エルメス以外のブランドにも目を向けると、新たな発見があります。特に近年、50代のおしゃれな女性たちの間で注目を集めているのが、シャネルの「CHANEL 22」です。
CHANEL 22は、くしゅっとした柔らかなレザーと、象徴的なチェーンストラップが特徴の、モダンでリラックスした雰囲気を持つバッグです。ブランドのロゴが大胆にあしらわれ、持つだけで現代的な抜け感を演出してくれます。
エブリンとCHANEL 22、どちらを選ぶ?
これは、どのようなファッションスタイルを目指すかという「価値観」の違いと言えるかもしれません。
- エルメス エブリン: 普遍的でタイムレスな上品さを求める方。さりげないHのパンチングロゴに、わかる人にはわかるという奥ゆかしさを感じます。
- CHANEL 22: トレンド感とモードな遊び心を大切にする方。大胆なロゴやデザインで、ファッションを主役として楽しむ姿勢が表れます。
どちらが優れているということではなく、ご自身の「好き」という感覚を大切に選ぶことが重要です。エブリンの上品なカジュアルさも、CHANEL 22のモダンなリラックス感も、どちらも50代の女性の魅力を引き立ててくれる素晴らしいバッグです。
憧れのバーキンは60代でこそ輝くのか

エルメスを語る上で、やはり「バーキン」の存在は欠かせません。多くの女性にとって究極の憧れであるバーキンですが、50代、60代と年齢を重ねるにつれて、その向き合い方も変わってくるようです。
情報にあったように、「50歳になり、バーキンもケリーもほぼ出番が無くなった」という声は、一つのリアルな現実を示しています。バーキンの圧倒的な存在感と重さは、日常的に使うには少し気合が必要になる場面もあるのかもしれません。
しかし一方で、「バーキンは年齢を重ねた60代、70代の女性が持つからこそ格好いい」という意見も根強くあります。人生経験を積んだ大人の女性が、さらりとバーキンを持つ姿には、何物にも代えがたいオーラと説得力が宿るのです。
ライフステージに合わせた選択
このように考えると、50代の今、アクティブに動けるうちは軽やかで実用的なエブリンを存分に楽しみ、そして人生の次のステージである60代で、満を持してバーキンを主役にする、という考え方も非常に素敵ではないでしょうか。今すぐの選択肢としてだけでなく、将来的な楽しみとしてバーキンを見据えることで、今のバッグ選びがさらに豊かなものになります。
素敵な60代を迎えるためのエルメスとの関係

50代でのバッグ選びは、これからの素敵な60代、70代のライフスタイルをどう描くか、ということにも繋がっていきます。年齢を重ねることで、ファッションの好みや日々の過ごし方、そしてバッグに求める機能も変化していくものです。
60代のエルメスとの関係性を考えたとき、多くの方がより一層重視するのが「実用性」と「軽さ」です。友人とのランチや観劇、近所への買い物や通院など、日常の様々なシーンで気兼ねなく使える相棒のような存在が求められます。
その点において、エブリンは非常に長期的な視点で見ても優れたバッグです。
- 両手が自由になる斜めがけスタイル
- 身体にフィットして邪魔にならないフォルム
- 上質なレザーでありながら比較的軽量
これらの特徴は、年齢を重ねるほどにその価値を増していくことでしょう。50代で手に入れたエブリンが、60代、70代になっても日々の生活に寄り添い、一番の頼れる存在になっている、という未来も十分に想像できます。
今だけの視点ではなく、10年後、20年後の自分を想像しながら選ぶ。それもまた、エルメスのような一生もののバッグを選ぶ楽しみの一つですね。
600代にわたり愛される?普遍的なデザイン

エルメス エブリンがこれほどまでに長く、そして多くの人々に支持され続ける理由は、そのデザインに宿る普遍性にあります。
エブリンが誕生したのは1978年。元々は馬の蹄鉄などを手入れする道具を入れるためのバッグとしてデザインされました。中央の「H」のパンチングは、デザインのためだけでなく、収納した道具が湿気で錆びないように通気性を確保するという、極めて実用的な目的から生まれたものです。
このように、華美な装飾を排し、機能性を追求した結果として生まれたシンプルな美しさこそが、エブリンの最大の魅力です。時代や流行がどれだけ変わろうとも、その本質的な価値は色褪せることがありません。
仮に600代先、つまり遥か未来の世代にまで受け継がれることがあったとしても、その機能美と洗練されたフォルムは、きっと多くの人々を魅了し続けるでしょう。それほどまでに、エブリンのデザインは完成されており、普遍的な力を持っているのです。
50代でこのバッグを選ぶということは、一過性のトレンドではなく、永続的な価値を手に入れるということ。それは、自身の審美眼に対する自信にも繋がる、非常に意味のある選択と言えます。
50代でエブリンをもっててよかったと思える理由
- 50代のカジュアルスタイルを品良く格上げしてくれる
- バーキンやケリーに比べて圧倒的に軽く肩への負担が少ない
- 両手が自由になる斜めがけはアクティブな日常に最適
- TPMやPMなどライフスタイルに合わせてサイズを選べる
- シンプルなデザインで飽きがこず長く愛用できる
- エトゥープやノワールなどどんな服にも合う万能カラーがある
- オレンジやブルーなど差し色を選べばお洒落の幅が広がる
- 馬具工房由来の歴史とストーリーを感じられる
- さりげないHロゴが大人の奥ゆかしさを演出する
- 機能性を追求した結果生まれた普遍的なデザインを持つ
- 60代、70代になっても使い続けられる実用性がある
- リンディや他のブランドにはない軽快な魅力がある
- 中古市場でも価値が落ちにくく資産性も期待できる
- 頑張ってきた自分への最高のご褒美になる
- 持つだけで気分が高揚し毎日が楽しくなる
この記事は、エルメス公式サイト、シャネル公式サイト、VOGUE JAPANの発信情報を参考にし、当サイトのコンテンツ制作ポリシーに則り作成しています。
当サイトでは、本記事以外にもお役立ていただけるような多彩な記事をご用意しております。 もしよろしければ、以下の記事もあわせてご覧ください。
▶ エルメス を買うとき30 万の予算で失敗しない購入術
▶ エルメス ナタの魅力とクレ・ベトンとの徹底比較
▶ エルメス が高 すぎる理由を徹底解説!価格の裏にある価値とは